葬儀は誰の為のものなのか

葬儀は誰の為のものなのか

私には産まれた時から父方の祖父しかいませんでした。
同居していたことや、両親が共働きだったこともあって、所謂おじいちゃんっ子でした。
そんな祖父は四年前に亡くなりました。

 

父は三男だった為、喪主は長男である伯父でした。
しかしこの伯父が祖父のことを生前からよく思っておらず、葬儀は出来るだけあっさりしたもので友人にも連絡しないと決めてしまいました。

 

故人との最期の別れの場である葬儀。
きっと祖父の友人も、別れが言いたかったと思います。
亡くなったことを新聞で知っておしまい、そんなのあんまりだと思ってしまいました。伯父の自分勝手な思いで決めてしまったことを腹立たしく思い、今も伯父のことは好きになれないままです。
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しかし最近、テレビで終活の特集を見て思ったのです。
私が死んだら別に葬儀なんてしなくていいし、お墓も必要ないと。

 

それを夫に伝えたところ、それは無理だろうと言うのです。
万が一私が先に亡くなっても葬儀は行う。もし友達が亡くなって、葬儀はしないと聞いたらお別れの場が欲しかったと思わないのか?と。

 

私はハッとしました。
祖父の葬儀で腹立たしく思っていたのに、自分のこととなるとすっかり忘れてしまっていたのです。
葬儀は誰の為にするのか…自分の為ではなく、遺された人達の為にするのだということに。

 

それでは自分の意思はどこにあるのだろう、と思ってしまいましたが、もうそれを考える時には自分はこの世にはいないのです。
そう思うと虚しくもありますが、祖父が実際葬儀についてどう思っていたのか、生前聞いておけば良かったなぁと今になって思います。